【サステナブルギフト】人と地球にやさしいアイテム4ジャンル

ギフトボックスと葉っぱ

SDGs(持続可能な開発目標)の普及とともに、「持続可能な」を意味する「サステナブル」という言葉が頻繁に使われるようになりました。

世界中の国や企業が「持続可能な社会」の実現に向けて活動し、個人でもエコバッグやマイボトルの持参、節水・節電などに取り組むことが当たり前になっています。

人や地球環境に配慮した「サステナブルギフト」を贈ることも、暮らしの中で実践できる身近な取り組みのひとつです。

この記事では

「サステナブルな贈り物って何?」

「喜んでもらえるサステナブル商品はあるの?」

と疑問に思っている人に向けて

  • サステナブル商品の特徴
  • ジャンル別のオススメアイテム
  • 選び方のポイント

について解説します。

さやか

実際に使って良かったもの、贈って喜ばれたものも紹介します。

目次

サステナブル商品の特徴

タオル・ガラス瓶・貝類・海洋由来の原料

「サステナブル」「サステナビリティ」とは

「サステナブル」と似ている言葉に「サステナビリティ」もありますね。

品詞の違いだけで意味合いは同じです。

  • サステナブル(sustainable)=持続可能な、維持できる
  • サステナビリティ(sustainability)=持続可能性
    →社会や環境の持続可能性と経済成長を両立させる考え方・概念のこと。

SDGsは2030年を期限としていますが、サステナビリティに期限はありません。

ほかに関連する用語として「エシカル」もあります。

エシカル(ethical)=倫理的な

→人や環境に配慮したものを購入する消費行動やライフスタイルのこと。

サステナビリティとエシカルの意味は異なりますが、「人や地球に配慮している」という点は共通していて、目指す方向性は同じといえます。

メリット・デメリット

「人や地球にやさしい」と聞くとメリットばかりにも思えますが、デメリットも存在します。

消費者にとっての主なメリットとデメリットは次のとおりです。

メリットデメリット
購入することで持続可能な社会づくりに貢献できる
使用しても環境への悪影響が少ない
手間やコストがかかるため価格が高い
商品の種類、取り扱いのある店舗が少ない

メリットであり一番の意義ともいえるのが、購入・使用を通じて気軽にサステナブル活動に参加できることでしょう。

たとえば自然由来の洗剤を使うと、排水で川や海を汚すことを減らせますね。

サステナブルフードは、これまで廃棄されてきた食材などが活用されていることから食品ロス削減につながります。

デメリットは、生産の手間やコストがかかることから一般的な商品に比べて価格が高いことです。

しかし品質が良く長く使えるものも多いため、長い目でみればコスパは悪くありません

種類や店舗の少なさはネット通販を利用すればカバーでき、商品説明をじっくり読んで理解したうえで購入できるメリットもあります

さやか

デメリットも捉え方しだいです。

ジャンル別のオススメアイテム

割れた板チョコ

日用品

プレゼントするからには、使いやすさも重視しましょう。

オススメの日用品
  • 扱いやすいステンレスボトル

今やすっかり定着したマイボトル。

ステンレスボトルは持っている人も多いですが、ちょっとひねりのあるものなら2本目としてあっても困りません。

私が愛用しているPOKETLE(ポケトル) の「ポケトル120S」は120mlとまさにポケットに入るミニサイズで、小さいバッグにも難なく入り軽いので持ち歩くのに重宝しています。

少しだけ水分補給したいときや薬を服用するときに便利ですよ。

専用のカバーに入れれば保温・保冷性が増し、バッグの中では緩衝材代わりにもなってくれます。

パッキンがなく洗いやすいのもポイントで、取り扱いのストレスを感じません。

サイズ違いや炭酸を入れられるタイプなど、バリエーションも豊富です。

ファッション雑貨

シンプルなものからハイセンスなものまで、意外と幅広くあります。

オススメのファッション雑貨
  • オーガニックコットン製品
  • 廃材や植物由来の素材から作られた財布・バッグ

オーガニックコットンのアイテムは、飽きのこないシンプルなデザインとナチュラルな風合いが魅力です。

肌へのやさしさは普通のコットンと同様ですが、農薬や化学肥料に頼らない栽培方法で作られたオーガニック製品の購入は、地球環境や生産者の労働環境を守ることにつながります

価格が高めなので衣類やパジャマなどの購入は躊躇するかもしれませんが、靴下やレッグウォーマー、タオル類なら気軽に贈れますね。

たとえばPRISTINE(プリスティン)の「おやすみソックス」は足首の締めつけがなく脱ぎ履きがラクで、ルームソックスにもピッタリです。

以前母に贈ったところ、「季節を問わず快適に履ける」と気に入ってくれました。

ただ洗濯機の通常コースで洗ったら生地がゴワついてしまったので、長持ちさせたいなら弱水流や手洗いにしましょう

財布やバッグには、本来捨てられるはずだった廃棄物を再利用して新しい製品に生まれ変わらせる「アップサイクル(upcycle)」の事例が増えています。

「アップサイクルレザー」には次のような種類があります。

  • エコレザー:天然皮革。製造から廃棄に至るまで環境に配慮されている革製品。
  • ヴィーガンレザー:動物の皮以外から作られた素材。再生素材を使用した合成・人工皮革や、植物の実・皮などから作られた天然由来の製品。

エコレザーは環境面への悪影響が少ないと認められたリアルレザーを指します。

裁断の際に出る革の端材を再利用した製品は、天然皮革ならではの風合いが楽しめます。

「ヴィーガン (vegan) 」は動物由来の食品や製品を避ける人・ライフスタイルのことですが、ヴィーガンレザーは動物保護の観点からも各業界で注目されています。

しかしプラスチックを含む製品もあるため注意が必要です。

環境に配慮するなら自然由来のものを選びましょう。

コスメ

環境・健康意識の高まりから、エシカルやオーガニックにこだわったコスメ類も増えています。

オススメのコスメ
  • オーガニックのスキンケアアイテム

肌にやさしく控えめな香りのものが多いので、贈り物にもオススメです。

オーガニックコスメで有名なWELEDA(ヴェレダ)の「スキンフード」は手や肘、かかとなど全身に使えるロングセラー商品です。

テクスチャーが軽い「スキンフード ライト」もあり、ベタつかないので日中や夏場でもストレスなく使えますよ。

ハンドクリームとリップバターもセットになった「スキンフードプチギフト」はオンライン限定で、コットン生地の巾着付きとラッピングにも配慮されています。

同じくオーガニックコスメブランドにARGITAL(アルジタル)もあり、「デリケートハイジーンソープ」「デリケートハイジーン ニアウリクリーム」など女性向けのフェムケア(femcare)商品が充実しています。

とくにクリームはスーッとしたハーブの清涼感があって使い心地が良く、私も愛用中です。

「デリケートゾーン専用は贈り物にはちょっと……」と思うかもしれませんが、家族や友達など親しい間柄の人に贈るケースが増えてきているようです。

もし抵抗があれば、顔や脇などボディケアにも使えるクリームがオススメです。

お試し用のミニサイズもありますよ。

食べ物・飲み物

代表的なサステナブルフードには動物の肉を使わない「代替肉」と呼ばれる大豆ミートなどがありますが、よほど健康志向な人でない限りなじみが薄いですよね。

菓子類や飲み物ならオシャレなパッケージのものもあり、ギフトとして贈りやすいですよ。

オススメの食べ物・飲み物
  • フェアトレード・オーガニックのチョコレートやコーヒーなど

「フェアトレード」という言葉も最近よく耳にするようになりましたね。

フェアトレード(fairtrade)=公平・公正な貿易

→開発途上国との貿易において適正な価格で継続的に取引することで、生産者の生活を支えるしくみのこと。

日本での認知度は少しずつ上がってきているものの、世界の先進国の中ではまだまだ低いようです。

私の地元ではバレンタインの時期になると百貨店の特設コーナーにフェアトレード商品も並びますが、イオンやカルディコーヒー、成城石井などでも取り扱いがあります。

プレゼントとして贈るなら、種類も豊富なネット購入がオススメです。

私がときどき購入するのは、フェアトレード専門ブランドのピープルツリー(People Tree)の板チョコです。

すべての原材料が有機素材のオーガニックという点もポイントですが、なんといってもおいしいのがオススメする理由です。

黒糖ベースのミルクチョコやフルーツを使ったものなどフレーバーの種類が多く、手書き風のパッケージデザインもかわいくて和みます。

ギフトボックスや再利用できるバスケットに入ったタイプは、プレゼントにピッタリですよ。

しかし秋冬限定でいつでも買えるわけではありません

ただほかにもフェアトレードのコーヒー、フレーバーティー、ドライフルーツ、ようかんなども取り扱っていて、そちらはいつでも購入できます。

コーヒーはお湯を注ぐだけのコーヒーバッグが便利でオススメです。

ピープルツリーは服や雑貨類の取り扱いも多く、見ているだけでも楽しくなります。

さやか

普段使いできるもの、なじみのある食べ物・飲み物ならはずしにくいですよ。

選び方のポイント

フタ付きの紙コップ2つ

相手の好み・ライフスタイルから考える

いくら人や地球にやさしいといっても、贈り物である以上は喜んでもらいたいですよね。

相手が環境問題や社会貢献に関心が高ければサステナブル商品への抵抗感は低いと思いますが、そうでなかったりわからない場合は好みやライフスタイルから考えてみましょう。

ヒントとなる相手の趣味嗜好・ライフスタイル
  • ナチュラルな素材が好き
  • オシャレなデザインが好き
  • 健康への関心が高い
  • 家で過ごす時間が長い など

それでも迷うなら、個性的なものより使う人を選ばないシンプルなものや扱いやすいものが無難です。

食べ物や飲み物は、相手の好きなジャンルや普段口にする機会のあるものが受け入れてもらいやすくオススメです。

人や地球に配慮された商品か確認する

「サステナブルギフト」「エシカルギフト」をうたう商品が増えていますが、本当に人や地球に配慮されているか確認してから選ぶことも大切です。

確認ポイント
  • サステナブル認証を受けているか
  • ラッピングまで環境に配慮しているか

サステナブル認証は、環境・社会・経済に配慮されていることを証明するもので、第三者機関の厳しい審査をクリアした製品や企業のみが表示することを許可されています。

数多くの種類がありますが、代表的な認証ラベルは「エコマーク」「有機JAS」「国際フェアトレード」などです。

パッケージや商品タグに表示されているので、忘れずにチェックしましょう。

また見落としがちなのがラッピングです。

どんなに中身がサステナブルでも、ゴミになってしまう過剰包装だったら矛盾してしまいますね。

環境にやさしい紙を使っていたり、そのまま普段使いもできるコットン素材のバッグなどに入っていたりするラッピングが理想といえそうです。

オンラインショップでは環境に配慮して「ラッピングなし」の商品もあるので注意が必要です。

簡易包装などシンプルなラッピングを心がけましょう。

さやか

カラーの麻紐を使ったりカードを添えたりすると、見た目が寂しくなりすぎません。

まとめ:喜ばれてエコな新しい贈り物のカタチ

地球のオブジェと植物

サステナブルギフトは、相手に喜んでもらいながら地球環境の未来を変えることにつながる新しい贈り物のカタチといえそうです。

自分の考えや価値観の押しつけにならないよう気をつけなければなりませんが、贈り物をとおして環境問題などを一緒に考えるいいきっかけになるかもしれません。

どうしても作る手間やコストがかかるので全体的に価格は高めですが、相手との関係性やシーンに見合う額にし、ムリはしないようにしましょう

最近はデザイン性の高いものや味にこだわった食べ物など選択肢も増えています。

あまり構えず気軽に購入し、自分や大切な人へ贈ってみてはいかがでしょうか。

さやか

相手に喜んでもらえて環境にも良ければ一石二鳥ですね。

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